26号

新連載 家庭教師ヒットマン REBORN![天野明
いつもの死の宣告済み新連載。絵柄はアイシールドに似てる。「死ぬ気になればなんでもできる」というテーマを伝えようという意気込みは感じられる。だけどそのテーマを伝えるために肝腎なはずの物語は色々と穴があって、その手段となりえてない。ヒットマンで家庭教師というのも、化学反応を狙ったようけど外れ。しかし死ぬ気死ぬ気と連呼してるのがアクメツに出てくる政治家みたいだ。
ボボボーボ・ボーボボ澤井啓夫
これだけ過剰な量のギャグと理不尽な場面展開を詰め込んでおきながら、大きなストーリーはジャンプバトル漫画の王道そのもの。あらすじだけ書き出すと普通の漫画に見えるのはスゴイと思う。このマクロな視点で見たときとミクロな視点で見たときのギャップを楽しむのも良し。今週はひとつ、ザンギュラが大喜びしそうなネタがあった。
未確認少年ゲドー岡野剛
あまりにも的確に読者(というか僕)のニーズに応えているのが嬉しくもあり、なんか悲しくもあり。たったの11話にして初めの頃の設定が死にかかっています。いつまで続くか分かりませんが、このまま少年誌的健全エロを前面に押し出すスタイルに完全にシフトするのか。なんか気持ち良くないなぁ。いや、これが僕の望んだ岡野漫画なんですが。
HIP☆HOP☆POP[大石浩二
読み切り。無言のまま心の中でツッコミ入れるのがクロ高っぽい。というかこの漫画、メカ沢がケツ沢になっただけなのか。そんなわけでオリジナリティには欠けているけど、スッキリしていて読みやすかった。主人公の顔がなんか悪党(それもザコっぽい)顔なのがちょっと気になるくらいで、話に無駄がない。
総評
主要連載陣は相変わらずの面白さ。特に今週はどの漫画も盛り上がっている印象を受けた。数撃ちゃ当たる的発想の新連載も相変わらず。これは本当に深刻な問題なんだけど、他の漫画で大満足したのともはや既に苦痛の感覚がマヒしているのであんまり突っ込む気にならないや。助かったなジャンプめ!だが次もこう上手くいくとは限らないぞフハハハハハハ……

エヴァ占いの結果が肉彦さんと同じなのが非常に不愉快なコクダイ)