26号

なんかロボづいてるね、今回は。良いときに当たったわぁ。

結界師[田辺イエロウ]
「能力」に縛られていないというだけで既に好感度大。ちゃんと引っ張られずに「能力」を使えていますね。極めて個人的な意見を言わせてもらうと、俺は「凄い特殊能力」というのがかなり好きでない。どういうことかは次で説明。
MAR[安西信行]
んでこの作品なんですが、もうね、「能力」でバトルやってると限界見えますよ。最強のインフレもそうだし、何でもできるから緊張感のカケラも無い。この作品はその良い(悪い?)例。いくら良い素材でも味付けも何も無かったら「料理」にならないわけで。調理を放棄しないで下さい。
いでじゅう![モリタイシ]
部員減少の危機! 恐っ! まあいいとして、この作品どういう系統? ギャグ? その割には流れに一貫性が無い気が…。笑いどころワカランし。あ、この独特のユルイ空気を楽しむのか。
焼きたて!! ジャぱん[橋口たかし]
大麻ジャぱん→タイムマシンの信じ難い強引さ! なんかあらすじが「ピエロを天国へ送ろう」とか「戸惑うピエロ」とか書いてあるんだけど、ピエロ、全然戸惑っているように見えません。TF説明書の解説のような胡散臭さを感じざるをえません。いや、好きです、こういうの。それにしても、ホント意味不明なパワーを感じる作品ですね。漫画肉とか、劇的に痩せた母親とか。ハマると抜け出せないのかもしれません。
こわしや我聞[藤木俊]
えーと、これ危険信号。すご〜く嫌な感じの「能力」臭がします。最悪、つーかかなりバトルになりそうな…。それだけは勘弁。まあ作者はジオン国民らしいので期待してます。つーか國生さんに萌えました。死んできます。
俺様は?〔なぞ〕[杉本ペロ]
あー、不条理系ってやつですか? よく分かりませんが。今回は頭を打って賢くなるというグリムロックから始まる超古典的手法。もっと昔からあった? 知るか。というわけで展開は見え見えで、しかもホントにそのまんまでした。正直笑えません。いまいちハジケ切れていない感あり。
うえきの法則[福地翼]
これは微妙。バトル漫画ながら一応「能力」発動に条件が付いている上に、さらに「能力」自体が単体では十分に機能しないというのも良い。きちんと読むと意外とイイ線かもしれない。要チェック。
美鳥の日々[井上和郎]
講談社漫画賞落選、残念でした。で、本編ですが、今回はオカマ。そんだけ。つーか付き合い始めたらどうする気だ? 海外行くか? モロッコ
暗号名はBF[田中保佐奈]
幻の新橋駅! しかも偽! そしてこの構図! おいおいおいおい劇パト2じゃあないですかぁ!! やったー! もうお腹一杯です。 ありがとう荒川。戦後からやり直そう。
かってに改造[久米田康冶]
作者が年金納めていなかったことが判明! 正直どうでもいい。それにしても、毎回毎回よくもまあこんな小ネタ思いつきますね。普通に面白いですよ。俺は好きだなぁ。
からくりサーカス[藤田和日郎]
自動人形…何と甘美な響きなことか。それにしても、今回は…人の心の力ですか。機械には分かるまい俺の体を通して出るこの力がって感じですか。Ζですか。霊、出てます。
D−LIVE!![皆川亮二]
真打ち登場。来ましたテムザック。「援竜」出ました。こんなマイナーロボが漫画に出る時代、良いですね。つーかゲイツで動いてたのか援竜。ちょっとガッカリだよ。しかし、レスキュー用で名前が援竜…。きっと青いボディの兄弟機がいるに違いない。
[まとめ]
意外と読める作品が多いサンデー。マガジンより敷居は低いと思われる。というか新規でも十分入れそうな気がする。長期連載陣は軒並み実力が安定しているし、他の作品もそれほど重大な欠点があるとは思えない。敬遠されがちな雑誌だが、これは読む側の意識の問題かもしれない。ちゃんと見ればなかなかいける。(エヴァ占いに結構満足しているザンギュラ)