私が思うにホイホイさんとは遊びは文化TAKARAである

読んだ?読んだよな、ホイホイさん。作品なんだが、ホイホイさんを中心とした様々な人間関係・人形関係を描いたものだ。そうそう、「ホイホイさん」って名前がゴキブリホイホイから来てるのは当然分かるよな。コイツの賢さは「アンダソンハエトリグモ」を非攻撃対象と認識した点だ。やっぱ害虫駆除ドールだけあって、基本設定にきちんと益虫は殺さないってプログラムが組み込んである。そこを堂々と描いてくれたことがなぜか嬉しい。このマンガ、ホイホイさんに様々な細かい動きをやらせている。完全自動で動くってところを見事に再現しようと、人間が動かしていそうな場面(例えば充電器にセット)をきちんと自動制御にしてる。そこを描いているのが凄いんだ。充電時、靴まで脱ぐんだぜ!もちろん脱いだら履くし、履くときにはちゃんと爪先で「トントンッ」ってやるんだ。ニクイ!それと、ホイホイさんの世界をきちんと作り上げてる点も評価が高い。○○ソーセージってのが出てくると、途端に現実味が増すのは想像つくよな?それがホイホイさんでもきっちり使われてるんだ。ただ、オマケにゴキブリを入れるのはいただけないな。超ギャグじゃん。ギャグといえば、単行本の最後に設定資料が付いてるんだが、ホイホイさんのスペック、コンバットさんのスペック、ペストXさんのスペックが段階的にUPしてるのはいいな。特にそこに動力「MABUCHI MORTOR」って書いてあるんだ。最高だろ?白いモーターで遊んだ記憶、思い出した?ハイパーダッシュの準備はOK?公式大会ではなぜか使用禁止だったよな?………いかんいかん、話がそれた。何だっけ?そうそう現実味が云々って話だったな。そうなんだよ。単行本読んでると分かるんだけど、くどいくらいにホイホイさんの値段が出て来るんだ、「ホイホイさん(税抜29800円)」って表記で。ところが、最後の最後でそれが税込み表記に変わるんだ。何だこのニクイ演出。でもこれがあるから最後に話が纏まるんだよね。ぶっちゃけストーリーを引っ張るのが人間関係で、ホントに読む部分はホイホイさんコンバットさん・ペストXさんの動きだ。メーカーの話やユーザーの話なんて無視してもいいかもしれない。そう思う。それと、切実に遊びは文化、TAKARA様に作って欲しい。俺は29800円(税抜)でも買うぞ。

(就職活動、いっちょやってみっか。LeQ)