愛は 胸で 光るプラネット

ひえー、ネタが無さ過ぎて一日遅れちゃったよー。つーかまだネタ無いよー。何書けばいいんだよー。

さて
それでは今回は…えーとそうですね、あー…立体! 立体の話をしましょう! ほら、マンガとかによく付いてんじゃん! ね!
フィギュアばんざい
最近よく見かけますね、単行本や雑誌にフィギュアが付いていたり。ついこの間まで立体などというものはそれほどメジャーな存在ではなかったと(プラモは別ですが)思いますが、いつの間にやら市民権を獲得してしまったようです。何故こんなにも「フィギュア付き」が増えてしまったかはよく分かりませんが、とりあえずフィギュア自体の出来は格段に進化しており、値段と比較してみれば、単体の彩色済み完成品として十分過ぎるほどの物となっています。以前はイベントなどで手に入れるしかなかったような物が手軽に手に取れるようになっただけでも、ある意味ではいい時代になったと言えるでしょう。
そこはそれ
しかしながら、なんだかんだ言っても商売なわけで、買うほうも買うほうなら売るほうも売るほうで必死です。単品で売れるような物を単行本に付ければ、フィギュア目当てで買う奴がそれはもうごまんといるわけです。そうすれば単行本も同時に売れて、一石二鳥。当然フィギュア単体で売るわけは無いので、フィギュアが欲しい人は単行本も同時に買わされてしまうわけですね。さて、売るほうにとって問題になるのが、一体「何を立体化するか」です。作品自体のファンは別にフィギュアが付こうが付くまいが単行本を買うわけですから彼らに気を使うのは商売としてはナンセンス。そうとなれば必然的に妥当な主人公、などではぜんぜんまったくありえないわけで、萌えーでえろーなキャラクターに白羽の矢が立つわけです。当然です。普段単行本など見向きもしないヤツにアピールするにはそれしかありません。それに店頭に並べたとき、むさい男など見せられても知らないヤツが買うわけもありません(造形的に抜群に優れていれば別ですが、それでは今度は値段が高騰してしまいます)。付加的なものとして原型師のネームバリューという物がありますが、普通は気にする人もいないでしょうし、それほど影響は無いでしょう(最近ではそうとも言えないか…?)。
瞬間、フィギュア並べて
さて、これで売る準備は出来ました。最後の問題が「どれぐらい作るか」です。これが鬼門です。みなさん、覚えていますか? 愛おぼえていますか? そうですね、どこぞの漫画ははサンタクロースの格好をしたキャラクターの付いた単行本を大量に売り出して、それはもう派手に売れ残っていましたよね。いまだに本屋で売ってますよ、フィギュア単品で。500円。悲しいですね。こうなると大変悲惨です。この場合、こう言ってはなんですがフィギュアそれ自体にそれほど価値が無かったからだと思います。この作品自体そういったアイテムは他にも山ほど出ていたのです。需要はもう満たされていたといっても過言ではなかったのですね。この前例を目にしてしまった消費者は「次もどうせ売れ残る」と高をくくってしまったわけです。残念なことに、次のフィギュアはほとんど売れ残らず、買えなかった人は泣く泣くオークションを覗くことになったようで非常に残念でしたね。最近ではまたなかなか珍しいことがあったようで、「天上天下」の単行本は、最初は姉のフィギュアを付けて売りましたが、これが凄まじい勢いで売り切れ。調子に乗って今度は妹を付けて売ったら、今度はなぜか売れ残り続出。さて、何ででしょうか? これはもう現物を見てもらうしかありません。見比べれば何故姉が売り切れて妹が売れ残ったか一目瞭然ですので、是非ネットで写真でも探してみてください。それから最近特に酷いと思ったのは「藍より青し」のフィギュア。あれはちょっと酷すぎます。別に何をしようと売るほうの勝手ですし、嫌なら買わなければいいわけですからそれほど言うことでもないのかもしれませんが、いくらなんでも酷すぎます。何しろ一糸纏わぬ姿で立体化されているのです! そんなに儲けたいのかと、そんなに売りたいのかとモラルを問いたくなってしまいます。しかも胴体に真っ二つに分割線が入っていて大変見苦しいです。こんな物を付けて売れたとしても、原作者の心情はさぞ複雑でしょう(でなければもうその作品も本格的に終わりです)。まあ、別にだからどうしたですが。とりあえず自分はあんな物タダでも要りませんね。最後に私のオススメを。アスカ。超オススメ。費用の面から見ても間違いなく抜群に、まさに群を抜いて素晴らしいので、あれだけは是が非でも欲しいですね。というわけでエースをまんまと買わされてしまう俺でした。お金無いよー。(今日払い込んできたよ ザンギュラ)