何か書くとのことですが前回書いたの以外はここ一月漫画を読んでおらず書けるほど記憶に残ってる作品もないので、漫画ですらないのですが・・・内容的には漫画っぽいので・・・
しかも細かいところはうろ覚えなので違うところが多々あるかと思いますが
また読んだことないと非常にわかりにくいですが・・・


書名:竜の棺(全四巻)・霊の棺(全二巻)
著者:高橋克彦
出版社:祥伝社

テレビ番組の製作をする主人公他数名は世界中の神話の共通点に気づき、神とは宇宙人であり、竜とはその乗り物でロケットだと仮定し、バチカンを相手に世界中で戦闘をくりひろげ
たようなしなかったような
とにかく数回戦い
ついにどこかの山で戦闘中に竜ことロケットを発見し敵の前線司令官的な奴と一緒に乗り込む
そして一向は異惑星へと飛ばされ、言葉が通じないなかどうにか生き抜こうと必死になり、なぜ自分たちがそこへ連れて行かれたのか、その意味を捜し求める
進行の過程でそこが古の地球の西の方(←確かシュメールあたり)とわかり、主人公の豊富すぎる知識でもってどうにかこうにか物語りは進行し
ついに主人公たちは自分たちの時代へと舞い戻る
と、ここまでが竜の棺

しかしそこは日本ではあるが主人公たちの住む時代ではなかった
一向は超能力者や霊媒師等、とにかく不思議系な人たちと係わり合い、ついに英国で有能な霊媒師に出会い竜の棺最終巻で太古の日本に残してきた仲間の幽霊とコンタクトを取る
いろいろあって自分たちの時代に戻ってきてエンド
と思われるが・・・

竜1〜2巻が第一部となり、同3〜4巻が第二部となり、ここで一度物語りは完結するかに見える
続編の霊では竜4巻でもどってきたところからスタートし、同じ場所でゴールとなる
ここで物語りは本当におわったのか、あるいはまだ続くのか、読者の想像にゆだねられている

物語り全てできれいな円を描き、且つ微妙にずれて、しかしやはりきれいに収まるというきわめてまれに見る非常に美しい構成の小説である