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大人気のRPGドラゴンクストを漫画化した作品ですね。ドラクエ漫画っていうとダイの大冒険も好きなんですが、この作品が最もドラクエの世界を感じる事のできる作品だと思います。でもハドラー様はガチ。
この物語の時代背景としてはⅢで勇者ロトがゾーマを倒してからⅠの竜王が誕生するまでの間となっています。アリアハン、ラダトームといったなじみ深い町も登場し、光の玉、星降りの腕輪といったアイテムもただ登場するだけでなく物語の中で重要な役割を担っています。
内容としては勇者ロトとその仲間達の末裔が、魔王軍と戦うってお話ですね。
何がいいってもちろん漫画単体でも十分楽しめるんですが、ゲームが好きな人はわくわくするようなポイントがちりばめられていることですね。呪文一つとってみてもライデイン、メラゾーマ、さらにはオリジナルの呪文まで登場します。今までのドラクエの世界とオーバーラップする感覚がたまらない。竜王最高。
つまりはifの世界を味わうことができる。漫画のメリットって現実には絶対にできないこと、起こらないことを描けるってことだと思います。つまりifを描ける。
もしもこんな冒険ができたら、もしも魔法が使えたら、もしもディズィーが現実にいたら。嫁にしたい、すっごく。
RPGの物語はゲーム中で完結してるんですね。EDを迎えたとき、それ以上物語が発展する事はない、達成感と同時に虚無感を味わうことはよくあります。それ以上の物語は自分で想像するしかないんですね。
その想像を、高レベルの画力かつドラクエという世界の魅力的なパーツとオリジナルのifで描いたものがこの作品だと思います。つまり妄想は大切な事なのです。山の手線乗ってたら静様乗ってこないかしら、とか想像するの楽しいよね。
そして俺はFFが好き。ビッグブリッジ最高。