いぬ

いぬ

おっす、ザンギュラだよ。前回はどうにも好評だったようで、たくさんコメントもらっちゃったけど、今回もみなさんに楽しんでもらえるように、学生の知恵を振り絞って精一杯頑張るね!!
さて、今回紹介するのはこれ、唐沢なをき氏の「犬ガンダム 地上編」。あの伝説的なほどに有名な初代ガンダムが元ネタだから、分からない人は誰一人としていないはずだけど、万が一、ガンダムがロボットの総称だと思っている人もいるかもしれないから、簡単に説明しておくと、要するに連邦軍ジオン軍モビルスーツ(MS)っていうロボットを使って戦争をするお話で、今回はその中でも前半の地球での戦いをクローズアップしているんだ。正直最初のガンダムは宇宙にいった途端クソつまらなくなるから、個人的にはこれだけでも十分なんだけど。
さて、実際の漫画はというと、これがタイトル通りで、登場人物は全部イヌ!!イヌ耳とかじゃなくて「犬」そのものなんだ。MSまで地域特産の置物やら玩具やらにされちゃって、戦争って雰囲気じゃ全然無いんだよね(一部MSなんて元が何だかさっぱり分からないものもあるし)。
しかもイヌだからって、やけに生態に沿った行動をとったりして、食糞とか、尻を舐めるとか、なんか言葉だけ書くと危ない感じだけど、そんなことばっかりなんだ。正直、案外不快になるんだけど、そこはまあ何とか絵柄で誤魔化せてはいるかな…でも食事時はやめた方がいいかもね。
それから、実は原作と大きく違う点が一つあるんだけど、それがなんというか、キャラクターが誰一人として死なないんだよね。ガンダムって結構死人が出るもんで、ストーリーにも密接に絡んでいる…と思っていたんだけど、この漫画だと誰も死なないわりに、わりと原作どおりに話が進んだりしてて、何だか元の話が大したこと無かったのか、唐沢氏の力量が凄いのか、よく分からなくなってきちゃうよ。多分両方だと思うけど
それにしてもこの漫画、一見ガンダムを知らなくても大丈夫なように見えて、その実、ちゃんと見たことが無いとかなり面白くない上に、汚いネタを許容できる人じゃないと読めないっていう、相当ハードルの高い作品になっちゃってるね。これって絶対角川とかバンダイの思惑とは違う気がするんだけど…あ、こりゃ申し訳ない、学生の分際で不確かな憶測をするのは良くないですね。ニートになって暇な時間を持て余さないように今のうちから頑張ります^^;