23号
天上天下はOPだけ見て満足してしまう班長肉彦です。ぼんばへっぼんばへっ。来週のデカレンがとても楽しみです。「オレをなめるな!エマージェンシー!デカマスタァァー!!」スワンとドギーは昔ヤってるね、オレの勘だが。
各少年誌はゴールデンウィーク進行で合併号連発のため、今週は少年チャンピオンのみです。
- 板垣恵介 〔バキ〕
- 人気投票なんていつのまにやったんですか。全然気付きませんでした。1位が刃牙ってのは納得だけど、2位が花山なのは何故だ。僕が(名前が)大好きなシコルスキーは30位。応募総数は14101票らしいです。みんな暇なのか?本編はオリバVS龍。龍がポッケに手を突っ込んでナニをしているか、なんて愚かなことは書きません。でも今回はとくに見せ場無し。刃牙と勇次郎が並んで立つシーンもなんか演出過剰。巻頭のバキがパッとしないせいか、今週は全体的にパッとしない感じです。こういう週は書きづらい。
- ほそのゆうじ 有賀ヒトシ 〔アイアンジョーカーズ〕
- 連載3回目。チャンピオンが「バカ」を売りにしようとしているのがよくわかります。ネタ量は豊富だけど、肝心のストーリーにあまり深みがないのは、どのチャンピオンマンガにも言えること。有賀先生の萌えな作画を生かすことなく、今回登場した女性キャラはドリル子ひとりだけ。あと、「ジャッジ」のフェーズが無くても「パニッシュ」できてしまうことが明らかになってしまい、これからストーリーに暗い影を落としそうです。何かと前途多難。サムライジの二の舞にならないことを祈ります。
- 松山せいじ 〔エイケン〕
- 先日ビッグサイトに行った際、国際展示場駅の隣駅が「東雲(しののめ)」だということに気付きましたよ、関係ないけど。今回は霧香と伝助がオテール(仏語)に行くという話し。何の必然性も見られないのはいつものことです。心のチャンネルを「いちご100%」と同じ周波数に合わせて読めば問題無し。でも、1ページブチ抜きで霧香の変なポーズを見てしまい、暗い気持ちになりました。以前と比べて作画力とモチベーションが落ちてるような気がします。ある程度人気あると、なかなか終われないのはどの雑誌も同じか。ちなみに、松山先生のエイケンアニメアフレコ体験記も掲載。「当初の予定より1年遅れて収録」ってことは、企画落ちかけたんですね。
- 浜岡賢次〔浦安鉄筋家族〕
- 最初の2ページ読んだ段階でオチが読めました。あと、柱の「ある意味アウトローなベムを描こう!!」というアオリ文。GW進行で大慌てしながら10秒くらいで作ったみたい。
- 氷幻嵩人 THE SEIJI 〔かりんと〕
- エロ委員長の陰謀でどんどん窮地に立たされる淳平。今回も委員長のアヤシゲアイテムに翻弄されています。コクダイの言うように、ネタだけじゃなくてストーリーもよく練られた隠れた(?)良作。でも今回いちばんインパクトあったのは花梨の「ぼんぼり」の謎。①簡単に取り外せる②水を吸う③やわらかい この3点が今回で明らかになりました。あのコマは完全にネタ意識ですね。ああいうのをメリハリって言うんでしょうか。次回は今まであまりからみの無かった委員長と花梨の直接対決っぽい。楽しみ。
- 山本賢治〔カオシックルーン〕
- コマンダーの漢気炸裂。で、今回はよくわからない新キャラパルコの登場。口調が「ゲロイカすっスぅー!」「ゲロスゲー」「ゲロサイコーっ!」でゲロまみーれ。クラブがキリングフィールドと化すんですが、これはデビルマンへの挑戦ということでしょうか。
- 武狼ひろみ〔ゴッドファーザーの娘〕読みきり
- こりゃまたすごい読みきりの登場。「新しい家庭教師先がヤクザの娘でゲロびびる主人公」という状況説明は最初の1ページだけで済ませ、あとはひたすら萌え〜なヤクザの娘(巨乳)のエロ描写。乳首を通り越してワレーメまで出てきて、もう何でもアリなのか。絵のレベルを上げれば即戦力になりそう。ショーバンの代原なんですけど。
- 松本レオ〔格闘新世紀 GO BOUT!〕
- とりあえずパンチラを探してから内容を読み始めるという、新しいマンガの楽しみ方を提唱するありがたい作品。今週はなかなか見つかりませんが、白いバミューダトライアングルは確かにあります。みんなで探そう。まぁ、パンチラとか抜きにしておもしろい格闘漫画なんですが。金の力で豹変したハマーがザコ(格ゲーキャラっぽい)を一発でKO。今回は絵だけではなく、変なネームセンスも光ってます。
- 総評
- 今回はGW進行のせいか、全体的にテンション低めのような気がしました。連発されるネタにも食傷気味になってきて、現在の状態に疑問を抱かずにはいられません。基本的にストーリーを練らせることが重要。そうすればネタも光ってくると思います。そんな中気を吐いている作品が「かりんと」「輪道」「アクメツ」「ゴーバウト」あたりの新連載陣。これらは毎週読ませることを念頭に入れた良作だと思います。あとは全体的な底上げ希望。講談社に作家引き抜かれてる場合じゃないですよ。ちなみに、今回作者コメントで故横山光輝氏について触れたのは、有賀ヒトシ、山本賢治の両名。あと、かりんとの氷幻先生の作者コメントが「GWは仕事でした。一歩も外に出ず・・・。」なんだけど、俺、GW中に下北でチャンピオン早売りしてるの見ましたよ。(ディフェンスに定評のある肉彦)