24号

サンデーッ!ばんざいっばんざいっばんにゃいにゃーい。恐れていたサンデーレビューが回ってきました。

久米田康冶[勝手に改蔵]
復活&連載6年目記念センターカラー。サンデー一話モノを支える大黒柱の「改蔵」ですが、今週のネタは「原点回帰」。なんと1話のネタをリメイクしてしまうという思い切ったネタ。毎度毎度のことだけど、繰り出される小ネタを追っていくだけで満足。それが全て。ていうか、以前これがギャグ漫画かどうかで、コクダイと揉めたんですが僕はギャグだと思います。
橋口たかし[焼きたて!!ジャぱん]
「ゴまんメーテル!」で一部で物議を醸した前回。なんと、今回は扉絵「ゴまんメーテル!」で引っ張ってます。橋口先生は本当にどうしちゃったんでしょうか。個人的には「大麻ジャぱん」の味とかには全然興味無くて、ピエロのリアクションにのみに期待しています。「大麻」でそんなリアクションをしてくれるのか、それだけが楽しみ。きっとヒッピーとかラブアンドピースとか気分はもう戦争とか・・・いろいろありそうだなぁ。前からそんな楽しみ方だったような気がする。
モリタイシ[県立伊手高校柔道部物語いでじゅう!]
「新入部員勧誘」という旬なネタ。中大現視研も未だに勧誘活動に精を出しているわけですが、新入部員のキャラがつかめないというのは身につまされる話題。ノブオ、幻鬼、へーちょ、そこらへんどうなんだ。漫画の話しに戻す。新キャラの中山朔美さんがなかなか良い感じです。この漫画あんまり真面目に読んでなかったんですが、これからの展開は楽しそう。読もう。高校生の恋愛とか、痛そうで大好き。
井上和郎[美鳥の日々]
今回は造形オタ高見沢がメイン。高見沢が沢村を造形コンテストに連行、なんと高見沢はそのコンテストで入賞していた。今までとひどい扱いを受けてきた高見沢ですが、今回はなんかカッコイイです。てゆうか、オタのくせにアホ毛でメガネって反則ですよ萌えー。「プロの原型師を目指す」という夢を持っている高見沢に、ザンギュラの姿が重なりました。がんばれ、ザンギュラ。
田中保左菜[暗号名はベイビーフェイス]
すいません、今までこれ読んでませんでした。今回レビューのために読んでみたら、あまりのエロさに驚いた。うおーっ!大野さん大野さん!筋弛緩剤打ってトイレに監禁!ろれつ回ってないれすぅ〜。それだけだ!でも、この非健全なエロさはとてもいい。
皆川亮二[D−LIVE!]
原付の「モンキー」で「猿」退治というなんか洒落みたいな展開だけど、スピード感のある運び方のせいかサラリと読めておもしろい。でも、これ読んでて気付いたけど、サンデー漫画に足りないのは「主人公の魅力」なのかもしれない。能力の設定と、世界設定だけに終始して、肝心のキャラ自身がおもしろくないってどーなのよ。とくに中堅層の作品にその傾向が見られます。
総評
普段あまり読まないサンデーレビュー、やっぱり苦労しました。読めばわかると思うけどガッタガタですわ。なんでサンデーを読まない(読めない)のか。前々から言っている通り「敷居の高さ」が原因なんですが、それじゃ何故敷居が高いかというと、長期連載作品の多さだけではなく、さっき書いたように「主人公に魅力が無い=設定に頼りっぱなし」な作品が多いという現状のせいかもしれません。逆に主人公に魅力があれば、多少作品に入りにくくても読めるはずです。今回全部読んでみましたが、中堅の作品はまだまだ改善の余地ありっぽいです。あと、「これがサンデー愛読者の真の姿だ」という企画ページ、「アンケート葉書に書かれてる連絡先の97%が固定電話=携帯電話を持ってる人は少な目なのかな?」って無理がありませんか。守れぼくらの個人情報。(犯罪者予備軍肉彦)