27号

1年間務めたバイト辞めて、晴れて無職の肉彦です。残金メーターがこれからどんどん減っていくかと思うと、怖いです。

ゴッドハンド輝〔山本航輝〕
意外と長寿のゴッドハンド。17日には18巻発売。マガジンで医療漫画と言えば「スーパードクターK」ですが、こちらはライトな作画でストーリーも込み入って無いライトな医療漫画。少年誌に載ってても違和感ないです。医療漫画の醍醐味は、なんといっても医療に関わる豆知識の数々。手塚治虫の「ブラックジャック」時代から受け継がれる方法論ですが、実はゴッドハンドは毎回トリビア分があまり多くありません。それでも今回は肺血栓の治療についてしっかり説明を入れて、輝の凄味を表現。こういうディティールの説明を省かないあたり、医療漫画に長けた講談社の編集技術の高さを垣間見られます。
俺はキャプテン〔コージィ城蔵〕
脇谷中に勝ち、3回戦進出を決めたカズマサたちが、昨年優勝校の千船中の対戦を観戦。ご存知の通り「俺キャプ」は「戦略」が非常に重要な鍵になっているので、こういう回もおもしろい。伏線という意味合いもあり、今後に影響しそうな回でもあります。あと167ページの三段横長のコマみたいなコマ割りも独特。ちょっと今までにない野球漫画かもしれません。ていうか少年漫画でかなりおもしろい部類に入る気がするんですが、どうでしょう。
魔法先生ネギま!赤松健
扉絵は「ネギ先生のマル秘私室レポート」。「引き出し」の説明が「まだ10歳だからエッチな本は隠してないぞ」って、ちょっと下世話ですね。修学旅行編が終わり、授業が再開。今回はクーフェがメインキャラです。いろいろあってクラスのみんなでボーリングに行くんですが、ボーリングといえばパンチラの王道。こういうお約束にも、臆せずしっかり応えるのはいいことです。
GetBackersアーリーデイズ〔原作・青木裕夜 漫画・綾峰欄人
わーなんだ。スゲー読みにくいですね。まぁ、いつものノリなんですが、今回は「フェルマーの最終定理」が出たので。なんだよそのクイズ番組。
餓狼伝BOY〔原作・夢枕獏 漫画・板垣恵介
丹波のハッタリがバレて大ピンチ。丹波の表情がコロコロ変わるのが、追い詰められた感を醸し出していて、とても良い。次号は休載。
エア・ギア大暮維人
リンゴとシムカの遺恨試合(2大裸女スーパー対決真の痴女はDOCHッ!!)が勃発。影が薄くなったオニギリの試合も進み、いつのまにか豚が舞い踊る異常事態に。っていうか、いつの間にか皆さんスタンド使いになったんでしょうか。バトルが破茶目茶になってきても大暮先生の超絶作画でストレス無くもりもり読めてとってもユーザーフレンドリー。ただ、最近アンダーコロッセオ編バトル続きで、外をギュバギュバ疾走する以前の爽快感が足りなくなってきました。
魁!!クロマティ高校野中英次
ヤンキーにカツ上げされかける話。いつものようにボケ倒しなんですが、丸木戸が最近カツアゲにあったらしく、個人的に楽しく読めました。メカ沢が三角形のままなんですが、違和感ありすぎなので以前のフォルムに戻って欲しい。
麺王フタツキ!西条真二
ネットで予告していた通り、打ち切り最終回。味の助が残って西条先生が消えるとは夢にも思いませんでした。大会も「どうやら優勝したらしい」と匂わせるだけで、決勝まで描けず。フタツキの爺さんが花丸食堂に突然来て、爺さんの回想シーンに。超ありがちな打ち切りエンド。西条先生は「鉄鍋のジャン」が終わってからどうにもパッとしません。そろそろチャンピオンに戻って以前の勘を取り戻して欲しいです。
まとめ
今週は、なんといってもフタツキの最終回が見所。スピンちゃん以上に納得いかない終わり方に、漫画業界の厳しさを見ました。あと、個人的に「ツバサ」をレビューしたかったんですが、今まで読んでなかったので、どうにも分かりません。中大現視研にはCLAMPオタ分が足りないと思いました。"CLAMPはCLAMPっていうジャンルだから!"とか言ってくれるイキのいい新人大募集。味の助はレビューする気にもなれませんでした。「ほーっ!!やっぱりはいいな!は!!」バカ。あと、マガジンで糞な漫画は「コマの処理がド下手」という共通項を持っていることに気付きました。ページの下のほうに無理やり入れたようなコマが目立ちすぎ。

梅酒製造を画策中の肉彦