[週刊少年チャンピオン]29号

久しぶりにレビューすることになったコクダイです。今、絶賛減煙中なんですが、ふと気になったことは「これ、いつまで続けるの…?」ってこと。一生この1日3本のペースで吸い続けるとか、タバコ止めたりするつもりはまったくないんです。いつかは吸いたいときに吸う元の生活に戻りたいんですが、あまり早く減煙終えると始めた意味無いし…。とりあえずの目安は夏が終わるまでってとこでしょうか。ていうかこんなことテメエの日記で書くことですね。レビュー行きます。

番長連合 阿部秀司
清水が篠原を殴るコマはこの漫画にしてはけっこう動きが出てますね。「打算だけで仲間にしたけど、実は普通にイイ奴でした」なんていうご都合主義な展開なんだけど、話の内だけではなく、キャラとして良くなったので良しとします。見開き使った決めの効果もあってかなり盛り上がってきましたが、敵のボス格が全然凄そうに見えないのに急に持ち上げられてるのはちょっと不安。
浦安鉄筋家族 浜岡賢次
今回の話はギャグというより、無敵看板娘のようなコメディに近いと思った。キャラのそれぞれの個性(まあ今回は「子供たち」で一緒くたにされてるけど)で話が動いて、なんとなく楽しい。これはこれからの浦安のあり方としてはアリなんじゃないでしょうか。REDで読み切り描いたという浜岡先生、外の空気に触れてリフレッシュしたんでしょうか?
バキ 板垣恵介
死刑囚編の頃と比べると、今の展開は分かり易く正当な格闘漫画的展開が楽しめると思います(今の状況に至るまでの経緯はメチャクチャでしたが…)。死刑囚編の混沌ぶりも愛してた者としてはちょっと寂しいですけど。ところで、なんで元々の人間関係が最悪な外人チームは和気あいあいとしてて、同じ中国拳法家としての仲間意識があるはずの海王チームは殺伐としてるんだろう…。
かりんと。 氷幻嵩人・THE SEIJI
ライバル→ギャグ担当とポジション変更を繰り返し、ヒロインの兄、修一が主役となってしまいました。委員長と修一は葛藤などの心情がしっかり描かれていて、正直メイン2人よりこっちの方が面白いです。
チェリー 小沢利雄
ワイドショーで仕入れた東京の女子高生像にはウケました。まったくぎふ“市”民ってのはバカばっかりですね。ハハハ。アンチ岐阜市岐阜県民、名古屋の奴隷の戯言でした。漫画自体は先が気になる面白い作品ですよ。
ロボこみ やぎさわ景一
最近ずっとロボ子が壊れるオチばっかりなのはどうかと思う。マンネリというのもあるけど、ほら、一応ヒロインじゃん。
アイアンジョーカーズ ほそのゆうじ有賀ヒトシ
熱いです。ただ色々と説明不足なところが引っかかって完全燃焼には至らないのがたまらなく惜しい。このエピソードはもう少し温めてからやってほしかった。
総評
僕は今の連載陣には概ね満足しています。読んでない作品やつまらない作品がないというわけではないけど、これ以上に楽しく読んで次の号を待ち遠しく思う雑誌は今の所ありません。こうして作品ごとにつついてみれば不満や疑問が出てくるというのに。今度からはもっと飢えた目で読もうと思いました。(朝は昼が待ち遠しく、昼は夜が待ち遠しく、夜は朝が待ち遠しいコクダイ)