32・33号

さてサンデーです。ぱそみは新規読者です。これまでの本日記でも「俺は信者だから」とか「敷居高い」とかいろいろ言われてますが、そりゃあ初めて買う雑誌は敷居高いよね。要は自分に合うかどうかだしね。ところで極めて主観的なんですが、4大週刊少年誌の雑感をあげてみると、

ジャンプ
看板作品がグイグイ引っ張っている。
マガジン
私が先々週のマガジン評で書いたように、マンガっぽいものを読んだ気にさせてくれる。つまり、マンガ的なメリハリが雑誌全体としてある。
チャンピオン
アクが強い作品群で構成されている。
サンデー
良く言えば地味でマイペース。ただ、全体の構成にメリハリがないカンジがする

サンデーってなんか大人しい感じがしてしまうのです。ギャグにしてもアクションにしても。冒険してる作品ってあるの?そして看板作品はなに?いや、見えてはいるんだけど作られてる気が、、、。とにかく作家はなんか抑えてる気がします、、、。

結界師[田辺イエロウ]
作者が女性だと最近知りました。スッキリした絵柄で、毎回デリケートな味わいです。
いでじゅう![モリタイシ]
技術的なことですが、折角の柔道描写なのにスピード感が足りない。対戦中のキャラ表情のみせ方や、画面の迫力に欠けるので、作者はがんばってください。
ワイルドライフ[藤崎聖人]
サンデーでも医療マンガやってたんだね。知らなかった。つい医龍と比べてしまいます。まあ。むこうは原案つきですから、ストーリーはおいとくとして、画面作りという、技術の点で劣ると思います。マンガにとって絵が重要なのはいうまでもないし、みせ方で作品全体の面白さも変わるハズです。ましてや医療モノとなると、緊張感や説明も絵で説得力がないといけない。その点で技術不足が目立つ作品でした。
思春期刑事ミノル小林[水口尚樹]
初読の私が楽しめた作品のひとつ。画面のメリハリがあるなーと感じました。見開きや、丸1ページ使った効果が出ていたと思います。
俺様は?(なぞ)[杉本ペロ]
ツマンネ。いつもこうなの?
かってに改蔵[久米田康治]
次号最終回だってさ。まあ普段よりずっと盛り上がったりすることなく、淡々といつもどーりれす。で、ここにきて気付いたのですが、これまでクドクドと画面のメリハリがどーのと言ってきましたが、サンデーでは画面のメリハリは必要とされてなかったんですね、、、。淡々とした画面こそが美徳であると。
美鳥の日々[井上和郎]
こちらも次号最終回。どうなるか楽しみですな。もとの身体に戻って、ふたりは再び出逢う、、、みたいな?
こわしや我聞[藤木俊]
初読でたのしめたもう1つの作品。国生さんのラブコメ浮力(意味不明)がキモチイかった。
最後に

サンデーだけじゃないが、ギャグが弱すぎる。そのせいで雑誌全体のメリハリが欠けているような気がするのだ。                             (メリハリメリハリうぜえぱそみ)