15号

暑いですね。部屋にある物全てが触るとほんのりあったかくてキレそうです。

強行〜捜査一課強行犯係〜 横山秀夫所十三
テレビドラマでなら王道だけど漫画ではちょっと珍しい刑事サスペンス。それぞれの人物の心情が細やかに描写されていて丁寧な作りになっています。作画は特攻の拓所十三氏。でも“ビキッ”や“!?”もありません。こうして見るとクセのないスッキリした絵柄なんですね。ただコマ内で背景が占める割合が大きいのは相変わらず。つい“!?”とか書き込んでみたくなります。
巨乳ドラゴン 三家本礼
新連載。この作者はよく知りません。まだ導入部分だけど、どうもロックでガッデムなストリッパーがゾンビと戦う話になりそう。でも、会話のシーンだけでも濃くて十分読めます。ボクはこういうエログロ満載で勢いのある漫画は好きです。あと、気のせいかも知れないけど、一部の台詞に飛呂彦を感じました。「裁判で無一文にしてやるからなクソッタレがァ〜!!」とかに。
ジョバレ 白井三二朗
絵柄は萌え系だけど、内容は割合まっとうなトンデモ型スポーツ漫画です。今回はレズ分補給。なんか、毎回ラストに「逆光を浴びて体育館の入り口に立っている」構図のコマがある気がする。
THE大市民 柳沢きみお
「人生羅針盤漫画」などと謳ってはいるけど、要はおっさんが酒飲みながらウンチク垂れてるだけです。だがそれがいい。話の内容の良し悪しは置いとくとして、だらだらと文句を垂れるオヤジを見て微笑ましい気持ちになれます。まだ共感するほど年取っちゃいませんから客観的に読みますよ僕は。でもビールにギョウザ…ヤバイ、欲しくなってきました。やっぱオサーン
総評
オタからおっさんまで手広くカバー…のはずが、それぞれが尖りすぎてツギハギっぽくなってしまっています。一つ一つの作品は面白いものだけに惜しいです。作品単位でみると理不尽な休刊も、雑誌全体でみると少し頷けてしまいます。単行本は売れるんだから続けていいと思うんだけどなー。(最近読んでる漫画がどんどん終わっていき焦るコクダイ)