9月号
3時という微妙な時間にそば屋で鴨南蛮とビール。そば屋を出て、コンビニでまたビールを買って、コンビニ出たらその場でゴクゴクやり出して「あ、人として駄目だな」って少し思ったけどキニシナイヨ。ていうか肝臓ヤベェ。僕の肝臓を護って!
- 高田祐三〔リトル・ジャンパー〕
- いつのまにか終わっていた前作の影も形も無いSFモノ(?)新連載。優柔不断な高校生一ノ瀬弘樹のもとに17年後の未来から少女がやってくる。その少女はなんと・・・。という21世紀とは思えないストーリーだけど、「高田先生だから」で説明がついてしまう。見所は、少女と弘樹の関係に集約するんでしょうな。あと、T.J−1というタイムマシンの造形は機械生物っぽくて高田イズムを感じます。高校2年の夏か・・・激しく思い出したくないことがあったなぁ。
- 木尾士目〔げんしけん〕
- うーわーオタクが喧嘩してるよキモーい。ということで、最近この作品おもしろくなってきました。コミフェス参加が決定して大慌てで本作ろうとしても、今まで何にもやってこなかった連中でイザコザ発生。現実はこの200倍くらい面倒だけどね。その中で咲ちゃんの指導力がついに発揮されてきました。ああいう人が一人いるとマジで助かります。今までダーラダラやってたメンバーもいざとなったら動けるあたり、さすが大学生。ただ、いざとならないと動かないから面倒なことが起きるわけですよ!さっさと書け!あ、漫画の話しですね。えーと、荻上さんは凄く良い女子ですね。みなさんもっと荻上に目を向けましょう。ああいう女子が好きってのは、へーちょの「冷血漢好き」に通じるモノがありそうで嫌だけど。
- ひぐちアサ〔おおきく振りかぶって〕
- 徹底して野球選手になろうとする榛名はカッコイイです。目標のために人生という時間を無駄にしない姿勢は、高校生でも中学生でも「早すぎる」なんてことは無いと思います。三橋の「オレだって、なれたらなりたい」というのは一般的なんだけどね。そこから突き抜けた奴が何かになれる。この作品、最初はどうなることかと思ったけど、野球を軸にした青春群像劇なんだなと、今回読んで思いました。バリバリのスポーツ漫画じゃないあたり、女性作家の繊細さが活きていると思います。
- 瀬尾浩史〔アキバ署!〕
- 隔月連載で2回目ですが、かなりおもしろいです。前回もグッときたりキュンときたりしました(マゲオ)犯罪のハイテク化という時流をうまく掴んだ上質のサスペンス漫画です。「おもしろい」ので、あんまり言うことないんだけど、2回連続でゥエロいシーンが出てきて、その書き方が異常に力入ってるように感じました。前回は「女子校生 秘密のカメラ遊戯」今回は「オフィスラヴ OLの濡れた白尻」。これ、毎回期待しちゃうんだろうなぁ。
- 漆原友紀〔岬でバスを降りたひと〕読みきり
- 「蟲師」の漆原先生の読みきりです。岬のバス停前にある小さい商店が舞台。そこは他に交通機関が無いので、バスで来たらバスで帰るのが普通だけど、たまに降りた人と乗った人の数が足りないときがある。で、たまに足りない数だけ、岬の崖の下から発見されたりする。そういうところで育った主人公が経営していた祖母亡き後のその店を片付けに行く。自殺する人が直前に立ち寄る店だから、もしかしたら何かの助けになったかもしれない。ふとしたことで人は死んだり生きたりするなぁというハナシです。
- 高橋ツトム〔爆音列島〕
- 今「劣等」って変換されて、なるほどと思った。マニヨンの彼女がマニヨンの貸した原チャリで事故ってしまい、いろいろあってマニヨンは家業の酒屋を手伝うことに。時同じくして加瀬も綾瀬の紹介でドカチンのバイトを始める。加瀬がたむろしてる若者見て「てめェら遊んでねェで働け」と思うところが微笑ましいです。最初はいいんだけど、仕事はだんだんハードになっていくんだけどね。加瀬がまだ子供だということを浮き彫りにする回でした。
- 真右衛門〔G組のG〕
- 僕は一番最後に読みます。好きなんです。クラス演劇が「マッドマックス」とか、シュールというカテゴリを超えたおもしろさ。
- カラスヤサトシ〔愛読者ボイス選手権〕
- 毎回地味に楽しみにしてる。
- まとめ
- 個人的なことですが、体調のせいもあって今までみたいに漫画から面白味を感じられなくなりそうです。こんな精神状態で漫画読んでも駄目なんだなぁと感じました。あとはまぁ、読まなくても感想は書けますね。いや、読みましたよ。ベルダンディーのフィギュアに誓って。
(最近電車に乗ると変な動悸が起こる肉彦)