〔週刊ヤングジャンプ〕36号

人の振り見て我が振り直せ…他人のこと気にしてる余裕なんかあるかってんだい！

国が燃える〔本宮ひろ志〕

いきなり「萌える」とか変換しやがった俺のパソコンのクズさ加減はさておいて、やっぱり歴史モノは内容把握しやすくて俺のような人間には大助かりです。まあ内容は日本のことを思う日本男児が大局的視野で色々頑張るわけで、はっきり言って愛国心のカケラもない俺にはどうってことないんですが。大体日中戦争の話なんて最近過ぎてアレンジ効かないだろうに。細かいトコ突くような話じゃないしなぁ。あと最近中国の方々が色々と話題に上っているようですけど、大丈夫ですかね。

ぱじ〔村上たかし〕

スゲーほのぼの。笑えるとかじゃなくて微笑ましいって感じですか。あと公式HPの相談コーナーがなかなか面白かったです。

国境を駆ける医師イコマ〔高野洋〕

現在世界中で問題になっている地雷の話。同じように人を助けようとしたのに、上手くいくかいかないかでその後が大きく変わってしまうという事実に主人公がショックを受けるわけで、確かに納得。命がけで助けに行ったのに、助けられなかったら悪者扱いじゃ堪りませんよね。そこらへんの矛盾を主人公がどうやって解消するのかが見所だとは思いますが。

水無月ミレ子の飛び出すな青春!〔菅原県〕

ああ、なんだ、このそこはかとなく漂う悲壮感は…。そして横のミレ子日記…。これだよ、これが後ろ向きというものだよ。作者HPジオ市だし。

カッパの飼い方〔石川優吾〕

なかなかハッタリの利かせ方が上手い。「一生恩を忘れない」というのは泣かせてくれますね。この一話、4ページだけでこのキャラクターの人となり(カッパだけど)が掴めました。素晴らしい。あと、特別編凝り過ぎ。カラーだし。

夜王〔原作/倉科遼・作画/井上紀良〕

なんかスゲー笑えました。全ての登場人物から何故か生気が感じられないんですけど。というかその走り方はなんだ？　止めてくれ、腹が捻じ切れちまう。あと運転手、お前突っ込めって言われて「ハイッ!!」って即答すんな。前で運転してるお前が一番やばいんだぞ。命は大事に。

スカイハイ＜新章＞〔高橋ツトム〕

淡々とした感じがいいですね。話自体はありがちなんだけど、結末が良い。家に住む霊を成仏させるのではなく、家を燃やして人が住めないようにしてしまうとは…。なんとも救いが無いというか。まあ、これもある意味では救いの形なのか…。

メリーちゃんと羊〔竹田エリ〕

出た動物居候漫画。ただこれはあんまり動物のいる意味が無い気がします。ギャグ漫画としてもそれほど突出した点が見られないんですが。つーか羊が叔父ってどうよ？

法の庭〔原作/田原成貴・作画/能田茂〕

本宮ひろ志プロデュースですか。つーか火曜サスペンスレベルの話ですね。こんな話わざわざ漫画でやるならもっと工夫欲しい。同じ内容じゃ2時間ですむドラマには勝てんよ。

〔まとめ〕

うーん、別に話が掴み難いとか、そういった漫画はあんまり無いというか、多分読んでいれば分かるのは当たり前だとは思うけど、それにしてもなんかストーリー自体に魅力を感じられないというか…。あー、ホントやりにくい…。

(緊急事態ザンギュラ)