17号@小学館

[蜜×蜜ドロップス]@水波風南
新連載である。『レンアイ至上主義』を描いていたあの人がまた連載を始めたのだ。しかしLeQは前作を読んでいないので、読んでいた人たちの視点からの評価はできない。あくまで新参者としてのレビューになる。さてこの作品、「メイド風」だ。だがよく考えて欲しい。少コミとは、完全に方向性が決まっているマンガが圧倒的大多数を占める雑誌である。やってしまえばそれで終わり、そんな流れである。中にはやってもやっても飽き足らず、妄想暴走している作者もいるが。だからメイド風とか、設定なんて初めからあって無い様なものだ。メインでレンアイする二人と、腐女子向けヤオイネタの二人。当然主人公の相手はボンボンでワガママ。同じ学校であることは言うに及ばず。ただ、このベタさがいいという人も居るのかもしれない。とりあえず、今後の動向に注目の作品である。恐らくドラマCDくらいは作るであろう。
[僕は妹に恋をする]@青木琴美
もはや一直線であろう。それだけ。言いたい事は、そこらじゅうで既に語られている。
[ラブセレブ]@新條まゆ
新條まゆは神である。今更、リュシフェルってどういうことであろうか?LeQとしてはヤラレタ感満載である。まさかCDとか出すのではなかろうか。で、なぜかオリコンで結構いい線までいって、あれよあれよという間に3億の要塞が5億位の代物に代わっているという…そういったことが起こることを期待している。マンガとしては、主人公の受難→相方助けに来る→主人公寝込む→相方看病……という新條節が展開。過去に新條の作品を一作品でも読んだことのある人間ならば想像に難くないだろう。感覚としては、いつもの新條キャラがいつもの通りの展開を歩んでいるということだ。また、個人的な偏見かもしれないが、いつ見ても新條まゆの描くYシャツとネクタイと襟は上手い。
総括
単にLeQの趣味で選んでみたこの三つ。実は少コミはこの三作品が無くなれば普通の少女まんが雑誌になれると思っているのはLeQだけだろうか。しかし、なぜスーツ姿でゲーマーズで少コミを買わなければいけないのだろう。無駄にキラキラしている表紙が恥ずかしい。ところで、散々なことを言われがちな少コミだが、意外とすんなりと読み始めることが出来る点は評価していいと思う。誰でも読もうと思えばすぐに読み始めることが出来る。で、密かにはまる人が多い。なお、この雑誌で大人への階段を上っていった過去をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非とも私共に連絡をいただければ幸いです。喜んで取材に伺わせていただきます。

(座談会を休んで進退を考えなくてはならないLeQ)