ミクロシスターUNI

うに

やあみんな、ずいぶん久しぶりだね、ザンギュラだよ!なんか下の人たちはどいつもこいつもクソ真面目な話ばっかりで正直疲れたでしょ?今回はもっと疲れさせてあげるから、覚悟してよね。
今回紹介するのは「ミクロシスターUNI」っていう、漫画とフィギュアがセットになった商品なんだ。ミクロシスターってのは、ミクロマンの少女版なんだけど、この「ミクロシスターUNI」はより一層「萌え路線」を目指したものなんだ。今までの伝統だった銀メッキの頭部は彩色されてるし、頭身も下がってよりアニメっぽい感じだよ。しかも活発系としとやか系の2種類を用意して抜かり無し!大きく期待が膨らんだよ。
もともとミクロマンって結構メチャクチャやっちゃうシリーズで、ミクロマンゴジラの気ぐるみを着せる、なんていうキ○ガイ商品まで出ているくらいなんだ(もちろんおもちゃ屋ではダダ余りだよ)。だから最初にこの商品が発表されたときは、僕はそれほど抵抗を感じなかったし、むしろ「良く動く萌えフィギュア」っていう、望んでいた通りの商品ということで、とても期待していたんだ。でも、所詮はタカラだったね…。当初7月発売という予定だったものが、10月に延期したんだ。タカラの公式HPでその理由というのが語られていたんだけど、どうも本の方が間に合わなかったようで…。シリーズ化したいという担当の人の言葉もなんだかむなしく見えたよ…。しかも悪いことは続くもの、UNIの発表からしばらくして、あの「武装神姫」が登場してしまったんだ。これはコナミが出したアクションフィギュアなんだけど、これが美少女型のバリバリ萌え路線の商品だったんだ。キャラクターデザインに毎回人気イラストレーターを起用し、しかも素体の原型に浅井真紀氏を起用したこの商品の登場は、UNIを待ちわびていた人間には堪らないものがあったようで、そこかしこの掲示板で「神姫で満足しちゃった」「UNIイラネ」の声が相次いだんだ。たしかに武装神姫のクオリティは異常としか言えないもので、価格差を考えるとUNIの不利はもはや覆しようが無いものに…。
そして発売されたUNIは、見事に僕たちの期待を裏切ってくれた…。僕は活発系のクロアしか買わなかった(神姫で満足したから片方はキャンセルした)んだけど、開けた瞬間なんだか時が止まったような気がしたよ…。凄く小さい…いや、それは分かってはいたけれど、神姫のあとではオプションの少なさも余計に目立つことに…。しかも顔がひどい…というか、目のデカールを貼るの、明らかに失敗しているんだけど…。
さらに本のほうも話が違うよ。最初の予定だと中山かつみ菅野博之が漫画を描く予定だったのに、実際の本だと菅野博之の漫画が載っていないんだよ!!こいつが遅れの原因だったのか…結局落としたようで、協力としてクレジットされてはいるけど、何もしていないんだろうね…。ちなみに漫画は死ぬほどつまらなかったよ。
結局、限定受注生産という触れ込みだったUNIは、なぜかとらのあなやアマゾンで今でも売っているよ…。
さよならタカラ、せめてMPメガトロンはちゃんと作ってね…。