DEATH NOTE (13) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (13) (ジャンプ・コミックス)

こんにちはノブオです。好きなものはキツネです。今回はデスノートの13巻「HOW TO READ」を紹介したいと思います。

デスノートといえば12巻で完結しているわけで、書店で13巻を見つけた時は「第三章」や「その後の話」を期待したものの、そんなことはなく純然たるムック本でした。「ラブひな0」など(こんな例ですいません)、単行本サイズのムック本は得てしてボリューム不足なイメージがありますが、これはそんな予想に反して充実した内容になっており、思わず時間をかけて読み込んでしまいました。

この本は大まかに三部に分かれていて、まずキャラクターの紹介があります。メインキャラはもとより、これが面白いのは、チラっとしか登場しなかった死神にまで詳細なプロフィールが載っていることです。ちなみに本編で見た記憶すらない死神「ゼルオギー」の好きなものは「ふわふわした物」とのこと。どこか共感を覚えますね。次は小畑健大場つぐみの対談、インタビュー、質疑応答、全話サブタイトルの解説など。作者の言葉などは信者にとっては天啓に等しいもので、このムックに限らず一番読みたいところではないでしょうか。特に、正体や人物像の掴めない、謎の作家だった大場つぐみのパーソナルが垣間見えるインタビューが面白いです。また本編の謎(「Lが最期に言おうとしてたことは?」「ラストシーンに出てきた女性」)に対しても、ちゃんと作者が答えているという説得力があります。軽くインタビューを載せるだけに留まるムック本が多い中で、こういう作者のコメントに大きくページを割いてくれるのは純粋に嬉しいです。そして本編連載前に掲載された「読み切り版デスノート」、赤マルジャンプでの「デスノ4コマ」もバッチリ再録。読み切り版は今読むと、(良くも悪くも)卓越した月ではなく、普通の小学生がデスノートを手にしたらどうなるかという対比として楽しむことも出来ると思います。4コマはネタが全然面白くないのに、綺麗な絵が面白そうに見せているのがすごく面白かったです。出来ればボボボーボのコラボ漫画も入れて欲しかったな…。この他にも「Lが摂取していた甘いものまとめ」や「メロのやればできる子」などのおもしろコーナーや、お約束のキャラクタータイプ診断(リュークでした)、厳重に袋閉じされたLのネームカード(物凄く神々しい)もありで、大満足の内容だったと言えるでしょう。デスノートを12巻までしか揃えてないみなさま、デスノートは全13巻です。。

小畑健は次の連載「ラルΩグラド」が来週のジャンプからスタートとのこと。噂によると衝撃的なシーンがあるとかで、今から楽しみにしています。

なんか普通のファンになってる!デスノ最高!ポテチを…食べる!!