魔法先生ネギま!

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

こんばんは。本日のMJ担当者ピッピです。誰が読んでるのかわからないこのブログ、イノトモ「風の庭」を聴きながらお送りする今回の作品は、中央大学ご出身・美人の若奥様持ちの赤松健大先生による学園ファンタジーハリーポッターあずまんが+各種ギャルゲー≠『魔法先生ネギま!』です。10月3日の深夜からついに実写ドラマが始まるそうで。楽しみ^^

魔法先生ネギま!』(以下『ネギま』)は、魔法学校を卒業したネギ・スプリングフィールドが修行の地として遣わされた麻帆良学園で中等部の担任に任命され、立派な魔法使いを目指して修行しながら受け持ちの31人の女生徒と絆を深めていくという物語です。「31人の美少女がキミの恋人・ドキドキのニュータイプ学園ラブコメ」というように、この作品はラブコメという触れ込みで始まりました。しかし、『ネギま』はラブコメと一概に言える作品ではないように思われます。『ネギま』は学園生活という日常と、魔法による戦闘・修行が繰り返し(必ずではありませんが)描写されています。父親であるナギのような立派な魔法使いになりたいと、修行し敵と戦っていく姿は、まるで通過儀礼により成長していく「友情・努力・勝利」をかかげた少年漫画の主人公のようです(母親の存在が示唆されないのもそこに理由があるのではないでしょうか)。これらはラブコメとして描かれていた『AIが止まらない!』や『ラブひな』の主人公とは明らかに異なっています。つまり、『ネギま』という作品の根幹はラブコメではなく、ネギの成長物語なのだと考えられます。

それは、ネギまにおける主要登場人物の移り変りからみても明らかです。上に書いたように、ネギまには30人以上のヒロインが登場します。もちろん全ヒロインを毎回登場させるわけにもいかず、その場の要となる人物を選択していかなくてはなりません。その選択手段として挙げられるのが、連載当初から行われている人気投票です。しかし、本編を見てみると、必ずしも人気投票の結果=登場率となっているわけではないのがわかります。たとえば、人気投票で二度の一位を獲得した佐々木まき絵と、人気投票では目立った成績を残していないものの、中国拳法使い手である古菲とを比べてみます。どちらもバカレンジャーとして2巻という初期から役割を与えられた人物ですが、単行本19巻現在、ネギパーティ(ネギと仮契約した生徒)に、古菲は居ますがまき絵の姿はありません。これは古菲が中国拳法の師匠としてネギの成長を助けられる存在だからではないでしょうか。つまり、この作品の登場人物で重要となるのは、ネギの魔法修行や戦闘にいかに関わっていけるかということではないかと思われます。他にも色々あるだろうけど今回は割愛!


いきなり書こうとしても何も浮かばず二日かかってしまいました…まったく申し訳ない!
次はかんなぎ謎の彼女Xで考えておこうっと(牽制)。