コンビニDMZ

コンビニDMZ 01 (ヤングキングコミックス)

「いらっしゃいませ、野郎ども（ファッキンガイズ）！！」
　
戦場のど真ん中にあるコンビニDMZ。DMZとは「Demilitarized Zone」の略で、「非武装地帯」を意味する。ここでは店内禁煙、ヘルメット脱帽、くそったれの銃火器爆発物持ち込み禁止、はた迷惑な核及び生物化学兵器持ち込み禁止、となっており、店長の川口さんにはいかに屈強な兵士と言えど逆らうことは出来ない。
やって来る客は連邦軍・反乱軍・独立派民兵に加え、国連軍はてはマフィアと、一部の層のみ多種多様。いつもの敵が肩を並べて買い物する様は非常にカオスで、当然よからぬことを考える人も出てきますが、大体店長に潰されるかギャグマンガ的なボケで失敗します。
売っている商品はおでんやお菓子のような普通のコンビニと同じ物の他に、医薬品やこの世界オリジナルの商品もあります。ちなみに俺のお薦めはメーカーもイチ押しの「メコンの茶水」。「ほんのり甘い」「ベトナム帰還兵懐かしの味」「ぬるくてもおいしい！」だそうですが絶対飲みたくない。
基本的にはバカノリで、合唱・行進・上官の命令・大爆発のオンパレードの、ファミコンウォーズでフルメタルジャケットな漫画ですが、その中でより光るのが店員の雨宮さんのおっぱい。人は生命の危機に晒されると生存本能から性欲が高まると言われていますが、この雨宮さんのおっぱいもそういう理由から平和な環境以上に魅力的に見えるのだとしたら、大きすぎるのも決してミスではないと言えるでしょう。
個人的に絵で気に入らないのが猫口（ω）で、女の子ならともかく男、特に店長がこの口だと何かイラっとくる。あと店長に関してはキレたオトナという感じのキャラだけど、こういった慇懃無礼（とまではいかないけど）キャラをイラが来ないように動かすっていうのはなかなかに作者の力量が問われるなと思う。そういう点ではこれからに期待したいです。
　

　
ハラキリと言えば亀田一家。そしてボクシングと言えば「あしたのジョー」が思い出されますが、同じ大言壮語や虚勢でもジョーと亀田が決定的に違うのは、ジョーはいつも一人でそれを背負っていたというところ。自分を追い詰めて追い詰めて、駄目ならそれで潰れるしかない。その覚悟がない亀田は本当にジョーとは違いすぎる。
と、ついでに言及しました。あとこんな所で言うのもナンですが亀田ざまぁｗｗｗｗ