住めば都のコスモス荘

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株式会社オタンコナス製造超特殊汎用パワードスーツドッコイダー!!ただいま参上!!


笑って泣けて燃える作品と言ったら俺はこの作品を挙げます。というわけで原作は売れっ子小説家、スキンヘッドが素敵な好青年阿智太郎、作者はエルフを狩るものたちで大ヒットした矢上祐のタッグ作品であります住めば都のコスモス荘を紹介したいと思います。

これはライダーとかマンとかに既視感を覚える外見のドッコイダーに変身した主人公鈴雄と、コスモス荘に住む住民達との心の触れ合いを描いた作品です。とか言ってもその住民はドッコイダーの敵である宇宙犯罪者。なのになぜ一緒に住めるかと言うとお互いの正体に気づいていないんですね、間抜けですねお約束ですねー。しかしそのお約束さが面白い。一つ屋根の下で親睦を深めながらも何度も戦ってもどんなに分かりやすいヒントがあっても気づかない、いつお互いの正体に気づくのかっていう期待とばれたらどうなるんだ??っていう不安が同居した楽しみがそこにあるわけで。その期待や不安や楽しみが最終話付近までに蓄積されて開放された時に感動が生まれるんですね。(我慢しているものを出すと気持ちいいよねっていう意)随所に見られるギャグシーンと感動シーンとのギャップもその感動をさらに高めている役割を果たしていてシリアスとコメディーは表裏一体だと感じますねー。

特に最終話のドッコイダーはかっこよすぎる、ギャグとシリアスのギャップが激しい程感動は大きいって言いましたが。今までのギャグキャラ像をシリアスで破壊する事によって果てしなくドッコイダーが輝くんです、住民全員が協力してコスモス荘を守ろうとするシーンが最高。

ラスボスの、コスモス荘の連中はバラバラにしたはずでちゅ…!!なぜ!!
という問いに「住めばわかるさ!!」と見開きで答えるドッコイダーのかっこよさは頂点に達します。

それと読み応えがあるっていう面白さもありますがこの作品は読みやすいっていう面白さを持ってますね。コスモス荘っていう舞台装置も分かりやすく敵も味方もはっきり構図が分かれていて主人公に至っては変身ベルト付き。超分かりやすい。ギャグも笑えてしんみりするとこはしんみりと、一話一話にオチをつける所もまたよい。だから近年の何かこうトーチとか零時迷子とか設定のややこしいあれとか魔法使いレンタルしてるやつとかに疲れた方々にお勧めしたい。だからこうなんっていうか例えば、例えばの話ですけど眼鏡取ると何か線と点が見えてナイフで切ると十七分割するんだぜ!!!みたいな分かりやすい厨設定とかいいと思いますまる

更新止めてしまったようで、猛省してます。あとVistaでWord初めて使いましたが中々いい感じですとかいうちょっとした自慢でいとふゆ