プ〜ねこ
- 作者: 北道正幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: コミック
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【プ〜ねこ】とは??
文字どおり定職を持たないネコのこと。全成ネコの98パーセントほどを占める。残りの2パーセントはサラリーネコ(USJに勤務しショーに出演など)、家事手伝いネコ(じき嫁に行く)、小説ネコ(夏目漱石や奥泉光らに小説を口述筆記させる)などがいるもよう。(プ〜ねこ一巻 カバー折り返し部分より引用)
猫が喋ります。面白いのは喋る猫と人との遣り取りです。ある時はとある女性モコと仔猫の風助(プースケ)とその父(名前……最初は無い)との遣り取りであったり、またある時は屋根の上で暮らす少女と黒猫であったり、はたまた探偵猫天智先生とその弟子コパヤシ少年猫であったり、いつの間にか猫が擬人化されていたり。どれも共通して言えるのは当たり前に「猫がいる生活」が描かれているということ。私は猫を飼った事がないのでそういう生活に憧れます。だるだると描かれる猫と人の生活。猫が可愛い。
中身は単なる4コマと言えないけれど、短編集とも言い切れない。電車の中で読んでいて、「ぷっ」と吹き出してしまう優しさがある、そんな漫画。
読んでいて、どことなくあずまんが大王を思い出しますが何でだろう。
因みに表紙の四コマ、見えにくいかもしれませんが
1コマ目パパ「日本では プライドは捨てるものだが」
2コマ目パパ「欧米では プライドは飲み込むものなのだそうだ」
3コマ目パパ「飲み込める程度のちっぽけなプライドなら 最初から捨てたりなんぞせぬわっ!!」
4コマ目パパ「(ゴクリ……)」風助「(何か飲み込んだ……)」
私はこれでノックアウトされて古本ですけど購入を決めました。
猫好きの貴方もそうじゃない貴方も是非読んでみてはいかが?